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NEO-TAC・S

技術情報

NEO-TAC・S

TAC技術情報 B-017004

起泡性・安定性に優れたNEO-TAC工法

  要

 NEO-TAC工法は、A液(モルタル)中に気泡を混入(空気量がA液の15%)した二液性可塑状型裏込め注入工法です。気泡による材料特性と注入中のクッション作用によって、地盤沈下抑止でき、周辺環境への影響抑制が図れます。
 NEO-TAC工法の従来起泡剤に替えて、起泡性・安定性に優れる新起泡剤TACフォームEとすることで、起泡剤使用量の低減と、安定性の向上を実現できました。

表1:試験実施配合 1m3当り

A 液

B 液
タックメント TAC-α 従来品 TAC-Re 清水 空気量 TAC-3G
230 kg 20 kg 0.5 kg 2.3 kg 724 L 143 L 50 L
タックメント TAC-α 新起泡剤
TACフォームE
TAC-Re 清水 空気量 TAC-3G
230 kg 20 kg 0.2 kg 2.3 kg 724 L 143 L 50 L
お客様のメリット
  •  新起泡剤TACフォームEはミックスフォーム方式においても750倍発泡を実現し、従来起泡剤(300倍発泡)に比べ高い起泡性を有しているとともに、不分離や耐自然消泡の安定性にも優れており、1m3当りの使用量を大幅に低減させることができます。
表2:室内試験とプラント混練の裏込めA液性状比較
項 目 経過 生比重測定 フロー値測定 ブリーディング
TACフォームE
0.2 kg/m3
従来品
0.5 kg/m3
TACフォームE
0.2 kg/m3
従来品
0.5 kg/m3
TACフォームE
0.2 kg/m3
従来品
0.5 kg/m3
 
室内試験
測定値
直後 1.03 1.03 395 395 0% 0%
1時間 1.02 1.03 405 375 0% 0%
3時間 1.03 1.05 420 390 0% 0.5%
 
実機混練
測定値
直後 1.03 1.03 380 410 0% 0%
1時間 1.04 1.04 380 390 0% 0%
3時間 1.04 1.06 390 420 0% 0.5%
規格値   1.03±0.10 300~500mm

NEO-TAC・S

  •  実掘進施工でのTACフォームE0.2kg/m3は、従来品0.5kg/m3と比較しても流量・圧力ともに大きな差異は見られず、使用量を低減しても安定した施工が可能です。
表3:TACフォームEと従来品の実掘進施工での注入比較(実機混練)
測点 使用起泡剤 地上プラント
圧送圧力
平均
注入流量
平均
注入圧力
裏込め
注入量
裏込め
注入率
1R目 従来品

 
 

0.02~
0.05 MPa

圧送流量
80L/min

84 L/min 0.38 MPa 2,665 L 147 %
2R目 従来品 84 L/min 0.38 MPa 2,650 L 146 %
3R目 従来品 86 L/min 0.36 MPa 2,686 L 148 %
4R目 従来品 88 L/min 0.35 MPa 2,739 L 151 %
5R目 TACフォームE 86 L/min 0.33 MPa 2,604 L 144 %
6R目 TACフォームE 87 L/min 0.35 MPa 2,601 L 143 %
7R目 TACフォームE 88 L/min 0.36 MPa 2,596 L 143 %
8R目 TACフォームE 87 L/min 0.35 MPa 2,476 L 136 %
特  徴
    1. フロー値測定(円筒フローコーン)
      TACフォームE0.2kg/m3は、従来品0.5kg/m3と同等の流動性、圧送性を有しています。


NEO-TAC・S-2

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